先輩インタビュー

介護福祉士 N さん

3F 障害者病棟

病院だからこそ求められる、「介護の力」があります

こちらの病院に転職して、14年働いています。以前の職場で介護福祉士を取得しており、介護職についてからは今年で21年となりました。
転職のきっかけは、結婚してこの近くに引っ越してきたからです。家から近い場所を探して当院を選びました。私は入職後1年も経たないうちに妊娠しましたが、産前産後の休みをいただき、復職することができました。
当院には、職員専用の保育室があります。働くママさんにとって子供を預ける場所を探すのは一苦労ですが、病院に保育所があるおかげで、探す手間が省けましたし、何より、子供の預け先が近くにあるため、安心して働くことができました。子供が小さい頃は体調を崩すことが多くありましたが、スタッフみんなの理解があり、問題なく勤務を続けることができました。

私が最初配属された病棟は3階の認知症病棟でした。その後、ほかの病棟をいくつか経験し、今年の異動で再び認知症病棟に戻ってきました。
現在は、認知症の治療で入院されている患者さまの介護を行っています。「病院で介護士さん?介護士は施設じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、業務は施設で働かれている介護士と何ら変わりはありません。オムツ交換や移乗介助、食事介助、お風呂介助などを行っています。患者さまの病院での生活を支えるためには、看護だけでなく、介護の力も必要とされます。

現在の病棟に入院される患者さまは認知症を患っていますが、毎日接していると、名前を憶えてくださって声を掛けてくれることがあります。そういう日は、とても嬉しい気持ちになります。毎日の声掛け・ボディタッチをしているうちに、患者さまも穏やかな表情をされることが多く、私は毎日の声掛けを大事にしています。声をかける時には、静かに近寄って、ゆっくりやさしく、笑顔で声をかけるよう心掛けています。それから、小さなことかもしれませんが、私は患者さまによって声の高さを変えています。聞き取りやすい声がそれぞれ違うからです。そういった小さな心遣いが患者さまの心を落ち着けてくれると思っています。

私は当院で、認知症の方への介護について、たくさん学んできました。入院時、不安で落ち着きがなかった患者さまが、退院時には穏やかな表情をされているのを見ると、やりがいにもなりますし、また頑張ろう!と励みにもなります。現在、在宅や施設で介護職として働いている方でも、経験が生かせる場所です。今、介護を勉強されている方にも、病院での介護の仕事もあるということを知っていただき、ぜひ活躍のフィールドを広げていただきたいと思っています。

介護福祉士 Y さん

6F 回復期リハビリテーション病棟

介護副主任・経験:6年

看護補助者として働いていた時、一緒に働いていた看護師から国家資格をとったほうが良いと勧められ、しばらく悩んでいました。当時の病棟師長や看護部長にも相談し、後押しがあったため、頑張ってチャレンジしてみようと思い受験を決意しました。
もともと介護の仕事が大好きで、患者さまの笑顔や笑い声で、私自身の仕事に対するモチベーションも上がります。また、患者さまへ親身にかかわることで、今までできなかったことができるようになったとき、患者さまと思いを共有することができ、私自身の達成感に繋がっています。介護福祉士の資格を取得したことは、私の介護力の幅を広げ、さらに厚みを持たせてくれました。そして、自信を持って介護を提供できるようになりました。介護福祉士になって本当に良かったと思っています。
これからも、相手を傷つつけない態度、言葉遣いを常に意識して介護していきたいと考えています。私は、笑いながら楽しく仕事ができ、何事にも一生懸命に取り組む姿勢を持っている江田記念病院の皆が大好きです。

介護福祉士 S さん

6F 回復期リハビリテーション病棟

経験:11年

私は、江田記念病院へ看護補助者として入職しました。
当時一緒に働いていた同僚が介護福祉士となり、患者さまとかかわっている姿を見て、自分も専門的に勉強をして患者さんとかかわりたいと思い、資格を取りました。私が患者さまと接するときに大切にしていることは、優しい声掛けと丁寧な言葉遣いです。介護の仕事は時にしんどい事もありますが、患者さまの朗らかな表情、笑顔が私の原動力です。
江田記念病院の職員は皆良い人で、楽しく仕事ができます。これからも、患者さまにほっとしていただける介護が提供できるように頑張っていきたいと思います。

介護福祉士 T さん

5F 特殊疾患病棟

経験:8年

私は、様々な人と交流することができる介護の仕事は、とても楽しい仕事だと思っています。そして、日々介護する中で、患者さまやスタッフの皆が、楽しさや嬉しさ、感動を体験し共有ができ、やりがいのある仕事でもあります。
患者さまと接するとき、自分の価値観を押し付けるのではなく皆で話し合い、患者さまにとって一番良い方法を選ぶことが大切だと思っています。江田記念病院は多職種が連携して患者さまに関わることができる病院です。
また介護職の教育も充実している為、介護経験がない看護補助者さんも安心して働ける環境だと思います。

介護福祉士 H さん

5F 特殊疾患病棟

経験:4年

私は、人の役に立つ仕事がしたいと思い介護福祉士になりました。
患者さんとかかわっている中で、患者さんやご家族から「ありがとう」と言われると役に立てている実感がわいてきて、介護の仕事に就いてよかったと思います。しかし、患者さまの病状が悪くなり、自分たちには何もできないときはつらい気持ちになることもあります。だからこそ病状が安定しているとき、患者さまのために何ができるかを考え、少しでもその人らしい生活ができるように皆で協力して取り組んでいます。
スタッフ同士がとても仲が良く、風通しのよい職場で働くことができ、うれしく思っています。

介護福祉士 H さん

5F 特殊疾患病棟

経験:29年

「人の助けになりたい」その思いから介護の仕事を選びました。当初は看護師にも興味がありましたが、私自身の性格から介護福祉士のほうが向いていると思い、学校に通い免許を取得しました。
就職したての頃は、学校で習ったように現場で実践することができず、他のスタッフにも迷惑ばかりかけていたことを思い出します。しかし、だんだんと実践できるようになり、介護福祉士歴も29年になりました。様々なことを指導してくれ、見守ってくれた先輩に感謝です。
私が患者さんとの関わりで大切にしていることは、挨拶とコミュニケーション、プライバシーの保護です。挨拶に関しては、病院全体でも力を入れて取り組んでいる為、職員全体が明るく元気に挨拶ができます。中でも、私が働いている病棟は、しっかりとした接遇を心がけ、患者さま、ご家族とかかわっています。
江田記念病院は駅から近く通勤しやすく、また院内の清掃も行き届いている為清潔感があり働く環境はとても良いと感じています。介護の仕事は大変なことも多いですが、安全な介護を実践し、少しでも患者さま、ご家族の助けになれるようにしたいです。